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6月7日の日記 2009,6,7
生き物を育てるのは難しい。育てるということは、信じられないくらいに途方もないことなのだと、そのとき実感した。両親というものにわれわれは感謝せねばならないだろう。いや、両親だけではなく、すべての人生の教師たちに感謝せねばならない。それだけ、育てるとは難しいことなのだ。

愛というものは、対象となるものが危機的状況を迎えたとき、はじめて分かるものではなかろうか? 例えば私が苦難に喘いでいたとき、周囲の人間たちが私に対してどう振る舞うのかどうかで、私を愛しているかが分かるのだと感じられる。神の愛が、人間の途方もない危機である原罪について、許すというかたちで現れることに、私は今日はじめて気づいた。困難こそが愛なのである。だから地球上で圧倒的に不幸な人がいるという事実も、転じてそれは神の愛の試練なのである。神というのが気に入らないのなら、ただ愛だけでかまわない。愛は困難な状況でこそ現れるのだ。神も困難な状況でこそ現れるのだ。普段われわれが神の存在を感じられないのは、危機的状況におかれていないからなのである。危機というものを通して神の存在を感じられる。だから神の存在証明を論理的にしたとしても、意味なんかないのだ。


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